やっぱり蝉は好き

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夏といえば、蝉の鳴き声。
暑さを倍増させるイメージがあります。
ひぐらしの鳴き声は、夏の夕方、夏休みももう終わりに近いなぁ、と残念がっていた子供心を思い出します。

そんな蝉ですが、なんとなく好きな昆虫です。
好き、といっても食べる訳ではありませんよ。
世界中に蝉を食べる地域はあるようですが、日本でも結構あるようですね。
素揚げにして食べるそうですが、クマゼミやミンミンゼミはおいしいけど、アブラゼミはおいしくない、なんて話を聞いたことがあります。

僕が蝉を好きな理由は、ウルトラマンのバルタン星人が好きだったこともありますが、何年も地中に埋まっていて、やっと地上に出てきても1~2週間しか生きられない、その間中一生懸命鳴き続けて、最後はその辺にコロッところがっていますよね。
なんだかとってもかわいそうで切ない気分になるのです。

また蝉は木を離れるときなどに、おしっこを飛ばすことがありますが、蝉のおしっこは水と一緒だから汚くない、なんて教えられたことも蝉が嫌いな昆虫にはならなかった理由かも知れません。
でもこの話って本当なんでしょうか。わかりません。

蝉がアスファルトの上に転がっているのを見かけると、足先でチョンと軽くさわってみます。
そうするとたいていの蝉は最後の力をふりしぼってジィジィと言いますので、命があることを確認した蝉はつかんで木につかまらせてあげるようにしています。
たいてい昆虫が自分の腕や服をよじ登ってくると、気持ち悪いもんですけど、蝉だけはなんかかわいい気がします。
だって蝉ははかない昆虫だから。

子供の頃は平気で虫をさわっていたような気がしていますが、大人になると逆に抵抗を感じてしまうもの。
でも蝉やカブトムシやクワガタ、バッタやてんとうむし、カナブンなんかは、今も躊躇なくつかめるから不思議です。
抵抗あるけどなんとかつかめるのが、カマキリとかカエルとかイモリとかね。
クモも大きいのになるとちょっと無理です。

逆に昔から今も絶対につかめないってのもいます。
刺される毒虫類は、刺されるからつかんだりはしないんですが、文字にするのも嫌なくらいな奴がコックローチです。

基本、博愛主義の僕ですので、世の中のどんなものにも必ずや適材適所や存在理由はあるもんだと思うようにしていますが、あいつだけはいなくていいよなぁ、決してあいたくないなぁと常々思ってます。
学生時代に京都市内のとあるホテルで、深夜のフロントのアルバイトをしていた時は大変でした。夏だけね。
夜に館内を見回りしないといけないんですが、屋上とか、厨房とか、ごみ捨て場とか、毎日コックローチがいるという場所があって、ほんとに必ずいるんですよね。しかも栄養にはこまらないから、でかいのなんのって。
実は館内には、人間ではないものが出る、と噂になっていた階や部屋もあったようなんですが、そっちよりもコックローチ・・・。

でも、コックローチを食べる地域もあるって言うんですから、それはそれであいつも存在理由はあるんだな・・・と思ったりして、今度は食べるところを想像してまた悪寒が走る今日この頃です。

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